ハリネズミの飼い方：冬

ハリネズミの飼い方：冬について

ハリネズミは非常に寒さが苦手とされています。室温が18℃まで下がると、冬眠をする時と同じように体温を下げたり呼吸数を減らしたりし始めるので、急に動かなる、歩き方がおかしくなる、エサを食べなくなる、などの症状が見られることがあります。

このような時は病気ではなく温度による体調の変化である可能性があるので、慌てずに温めてあげて様子をみてあげましょう。

冬場もできれば室温は24℃を下回らないようにしましょう。エアコンなどの暖房器具での室温調整だけでは十分ではない場合もあるのでできればペット用のヒーターを用意してあげたり、ケージにカバーをかけてあげたりして防寒に備えましょう。

通気性の高いウサギ用のケージに比べ、水槽や衣装ケースは気密性が高い分保温性も高くなっています。
寒さ対策としてこれらを飼育ケージとして使う方法もあります。

床に敷いて使うタイプのヒーターでウサギ用のサイズを選んであげるといいでしょう。巣箱の下や近くに設置してあげて、ハリネズミが自分で快適な場所を探せるようヒーターを置いた場所とそうじゃない場所とで温度勾配を作ってあげると過ごしやすいようです。

電球にカバーがついていてケージ内を温めるタイプです。ケージ内の天井や壁に吊るして使います。
このタイプのヒーターを設置した場合必ずどの程度の温度になっているかは直接触って確認をしましょう。
温度調節ができるサーモスタッドも一緒に使用すると便利です。

マットタイプはおよそ2000円、電球タイプとサーモスタッドはメーカーにより違いはありますがそれぞれ5000円程度で購入が可能です。

冬場はケージの上からカバーをかけてあげるのも効果的です。専用のものを売っていない方が多いので、ブランケットや厚手のビニールシート、アルミシートなどで代用することもできます。今は100均で素材になる用品がいろいろ売っているので、それで工夫してみるのもいいでしょう。