ハリネズミの鳴き声

ハリネズミの鳴き声について

ハリネズミも鳴き声を出すことはありますが、鳴き声の種類は息をもらすような音であったり、小鳥のような小さな声であったりと、大きい鳴き声を出すことはまずありませんので飼っていてうるさいと思うようなことはないでしょう。

これはハリネズミが機嫌のいい時や、エサを探して探索している時の鳴き声です。

鼻を持ち上げてくんくんと動かすしぐさはフレーメン反応といい、口の中の上あごにある感覚器で空気中にある匂いを感じ取っています。

警戒している時、針を立てながら「フシュフシュ」「シューシュー」といった鼻から勢いよく息を出すような音を出します。さらに警戒を強めたり怒ったりすると、体を丸めて膨らませるようにして針を刺そうとしながら、「シュシュシュシュ」激しく威嚇するような声を出します。

このような鳴き声を出す場合は、ハリネズミが不機嫌な時なので無理に触ったりしないようにしましょう。

ハリネズミが危険や恐怖を感じた時や大きな苦痛がある時に「キューキュー」や「キーキー」といった鋭い鳴き声を出すこともあります。

ハリネズミのオスが求愛行動をする時、また赤ちゃんハリネズミが母親に甘える時に「ピィーピィー」とまるで小鳥が鳴くような小さな鳴き声を出します。

ハリネズミは大変優れた嗅覚や聴覚を持っていて、周囲の音からも多くの情報をキャッチしています。飼育下のハリネズミも飼い主さんの声を聞き分けていることが多いので、必ず名前を呼んでから触れ合ってあげるといいでしょう。