ハリネズミのフケ

ハリネズミのフケ

ハリネズミのフケ

ハリネズミにはペットとして購入した時から、ダニに感染している場合があります。

 

背中の針の間に白いフケが見られたら、ほとんどの場合ダニ症にかかっています。

 

ダニの駆除は簡単ではないので、病院に行って治療することが必要になります。

 

外部寄生虫によるフケ、脱毛、皮膚病

マダニ・ヒゼンダニ・キュウセンダニなどの外部寄生虫が、ハリネズミの皮膚組織に浸透したり血液を吸うなどによって、激しい痒み、脱針、脱毛、フケを起こします。

 

重症化すると炎症を起こし、敗血症になることもあります。

 

ダニの駆除と同時に皮膚糸状菌症の治療もしていきます。

 

駆除は薬の投与を行いますが、症状によって薬浴の治療も行います。

 

ダニやフケは、飼育しているケージや周辺にも落ちています。

 

病院での治療後に帰宅したら、ケージにそのまま戻しては同じことの繰り返しになります。

 

治療後は、ケージや飼育環境のすべてを清潔に交換、洗浄してから使用するようにします。

 

人畜共通感染症(皮膚糸状症)によるフケ、脱毛、皮膚病

真菌、白癬菌などの感染によってフケ、痒み、脱針、脱毛が見られます。

 

ヒゼンダニとの併発症状もあって、ストレス、栄養不足、不衛生な環境などで症状が悪化します。

 

慢性化すると皮膚の角質化が見られるようになるので、医者の診断によって投薬治療が必要になります。

 

飼育環境を衛生的に整えて、換気をよくすることも必要になります。

 

人畜共通症なので、患部を触ったら薬用せっけんで良く手を洗うようにしましょう。

 

健康な時のフケ

国内ブリーダーのハリネズミには見られませんが、海外繁殖の赤ちゃんには、ダニや皮膚病が無くてもフケが多い傾向があります。

 

幼少期の栄養不足からくると考えられ、離乳前に母親から離しすので、母乳からフードへかえてしまうことが原因になります。

 

栄養のある専用フードやヤギミルクなどを与えると自然にフケが少なくなります。

 

大人で急にフケが多くなって、ダニや皮膚病でない場合は、栄養が足りていないかもしれないことを考えてみましょう。

 

フケが多いからと何度もお風呂に入れると、皮膚の乾燥を招くことになります。

 

お風呂に入れたり、薬用シャンプーで洗いたい時など、医者に確認を取ってからにしましょう。

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